高橋佑輔監督は自主映画『白獣』で氷点下の極寒地で自然光による撮影を敢行したが、今作では特殊造形にこだわり、極力CGに依らない特撮を実践。商業作品に対するアンチテーゼを掲げながら、愚直な映画製作に挑む孤高の姿勢に日本映画の未来を嘱望させる。

松崎健夫（映画評論家）

私が初めてお芝居に挑戦した作品がキラークイーンシリーズです。その記念すべき2作品目の『Beyond School』 スプラッター映画ですがどこか青春や友情も感じられる作品になってるんじゃないかなと思っています。過酷な山での撮影もありましたが監督を始めとするスタッフのみなさんそして個性豊かなキャストの皆さんの支えがあり無事撮影を終える事ができました。撮影期間はレイナとしてそしてサラハとしても青春を感じることができました。ぜひ見ていただきたいです。

サラハ（業力レイナ役）

ある日突然、自分の体に触手が生えてしまう。恐怖と混乱に包まれた中で、新しい自分を受け入れ、仲間と共に団結して戦っていく物語。撮影中、たびたび悩むこともありましたが、高橋監督をはじめ、スタッフの皆様や共演者の皆様の支えがあり、達成感のある撮影ができました。 この作品を多くの方にご覧いただき、その深い愛情をいただければ幸いです！

愛子（三河アンズ役）

戦う女の子は不思議な魅力がありますよね。巻き込まれた場所で、非日常が日常になる。それは怖くもあるけど、こういう作品は、巻き込まれた彼女たちの存在に不思議な可愛さが映ります。その中でアカネは、なんだか色々と(？)ズレた子なんですが、そういうとこも面白いかもですね。楽しんでいただけたら嬉しいです!

梨菜子（御薗アカネ役）

子供の頃「不思議な出来事への憧れ」ってありませんでしたか？ヒーローに憧れたり、魔法少女になりたいと思ったり。城島桃子は非日常に対して憧れを持っている純粋で素直な女の子です。個人的には、不慣れなことも多く、とにかく必死で撮影に臨んでいました。ですが、高橋監督や素敵なキャストさん、優しいスタッフさんに囲まれて、無事完走できました。また、この作品に協力してくださった会社様、スタジオ様、個人様すべての方々に感謝しかありません。とても成長させていただいた作品です！前代未聞の最強ヒーローSFなのでぜひ観てくださいね🎵

深崎ゆづき（城島桃子役）

みやたには『白獣』『abend』に続く高橋組3作目の参加で、本格的に脚本作りにも参加したが、毎度ながら高橋SFの深い世界観には舌を巻く。というか俳優みやたにの使いどころか変でしょ！何？あの校長先生！「あれは、みやたにさんの発案でしょ！」高。え？そうでしたっけ？だってほら、ラストに…おっとネタバレ手前。高橋ワールドを是非スクリーンで！

みやたに（業成行永役）

学校内の某シーンにて、自らカメラで撮影中の高橋監督がバランスを崩して転倒、しばらく動けなかった瞬間がありました。それでもカメラを握りしめていた高橋さんの姿を見て、さらに身の引き締まる思いがしたのを未だに覚えています。地方泊まり込み、そして月を跨いだ撮影期間は私にとってこの現場でしか味わえない充実した経験となりました。随所にみられる高橋監督のVFXに於けるこだわりと、異質なストーリー展開が横溢する本作品をより多くの映画ファンにご覧いただきたいです。

松岡武政（古賀正和役）

オーディション後のキャスト読み合わせ後に役が変わりました。実際に完成した映像を見てシックリきました。監督の感性を存分に発揮した作品だと思います。狂ってます。懐かしいです。ほんのり青春です。撮影当日はロケバスは無く、個人で東京駅からバスに乗って、撮影場所に向かいました。早朝に出発して太陽が昇り始めているのに、小雨が降り始めて徐々に暗くなっていく道中。映画の世界観と重なるどことなく不穏な雰囲気。海と山に囲まれた現地に到着し、テンションそのままに「蟹江山手」役を演じました。私はずっと監督の手の平の上で、踊らされ続けていたのかもしれません。

石神リョウ（蟹江山手役）

今回の作品で人外（地球外生命体）の役をいただき。ゾンビ役をよくやる私からすると凄く燃えるシチュエーションでした。がしかし、アクションをしっかりしたいところ付けもの（衣装）で演技に力を最大限注げなかったのが残念でした。ですがいろんな方のご協力で素敵な作品になっております！是非映像からいろんな感情を感じていただけたらと思います。

山田竜弘（甲田純一役）

昔から、ＳＦ映画が好きでした。人間の本質が炙り出されるからです。ヒトよりも上位の存在が現れた時、それでも白を貫くのか？黒に染まってしまうのか？どちらも選ばず、グレーゾーンに居続けるのか？……僕が好きなＳＦ映画には、そんな人間ドラマが描かれていました。「キラークイーン」の人間ドラマも、楽しんで頂ければ幸いです。

富永有治（業力一郎役）

ご縁があり今回『キラークイーン/Beyond School』に参加させていただきました！最高にクレイジーで、最高にドキドキハラハラして、最高にブッ飛んでいて、最高に青春と友情に煌めく『キラークイーン/Beyond School』の世界をどうぞご堪能ください！

大山きか（業力由美子役）

ファントム青春！学生時代の限りなく透明に近い青春。そう。この映画には、青春が溢れている。触手というメディアを通じて。大空のように凛と澄んで、吊り橋のようにいびつ。キラークイーンの青春第二章が今ここに始まる。

小津葉郎太（プロデューサー）

映画の半分は音楽で決まる。某有名監督の言葉は正しく、音に左右されて人は注目、意識が変わっていきます。今作は高橋監督と意気投合し、そんな音にかなり気合入れて作らせて頂きました。テーマ性、キャラの特徴などそれぞれに割り当てています。そんな"音"にも注目してほしい本作、是非劇場のサラウンドで堪能してください。

セーチェニ宏人（劇伴作曲）

大勢のキャスト、スタッフに支えられ本作を完成させることができました。前作『キラークイーン/BEGINS』を撮影した時、サラハさんと愛子さんを劇場のスクリーンに連れていきたいと思い、続編である本作を製作する決心をしました。でも作品が完成を迎えて気づいたのは、ここまで連れてきてもらったのはむしろ僕の方だったということです。二人の魅力、ポテンシャル、化学反応が本作の原動力になってます。ぜひ劇場でその全てを体感してください！

高橋佑輔（監督）